にゃにゃーん。
- アーティスト: イメージ・アルバム,櫻井孝宏,森川智之,小西克幸,羽田野渉
- 出版社/メーカー: キャラモモ/モモグレ
- 発売日: 2009/07/23
- メディア: CD
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「真夏の夜の夢」、聴き終わったしましま。
キャスト:
(男性)
シーシアス:森川智之
ライサンダー:羽多野渉
デミトリアス:前野智昭
(女性)
ヒポリタ:小西克幸
ハーミア:櫻井孝宏
ヘレナ:野島健児
タイターニア:高橋研二
(劇中劇)
妖精:中西英樹
ボトム:川野剛稔
石垣:宮崎寛務
ライオン:赤羽根健治
- シーシアス→←ヒポリタは最初から最後までお幸せアベック。
ライサンダ→←ハーミア←デミトリアス←ヘレナ
のはずが
ライサンダーとハーミアの森での駆け落ち途中に
妖精王オーベロンといたずらずきパックの魔法(しかし魔法をかける相手を大いにミスったうっかりパック)のおかげで
ヘレナ←ライサンダーになったり諸々恋の四角戦争が勃発で。
最終的には、妖精たちの魔法がもいちどかけられたおかげで、デミヘレカップル、ライハーカップルに無事落ち着くことで事無きを得。
- いや、もうなんだろ、想像してたのより全然面白かった!…ことに一抹のときめきと、びっくらむはむはな現在。
なんだろう、ふだん日常ただでさえ、活字が苦手で本とか一切読まない人間だから、 シェイクスピア古典なんて、いままでずっと違う種族の御方たちだと思ってたんだけども。 聴いててふつうに面白いと感じたと言うか、スルスルリと惹き込まれてしまった。あら意外。
ドラマCDで、匂いや風景がこれくらい自然に、瞼の裏に浮かぶって不思議な話で。
演者さんは時代で千差あれど、現代まで受け継がれて来たそれなりの理由がある気がした。
- ハーミア、ヘレナ、ヒポリタ、タイターニアetc…
女性役の声もすべて男性声優さんが演ってらしたも、違和感なぞは特に無く。
個人的には、タイターニア高橋研二さんの女性ヴォイスを聴けてしまったことがうれしくって・夏。
*
- より現代チックに、身振り無しの音声で
耳にすべり込ませられた時にも伝わりやすくなるように、
原作の台詞をどこかしら変えている部分は多いのだろうけれど…
それでも、恋の四角戦争にしろ、第六幕「妖精たちの祝福」のような劇中劇での笑いの生み出し方にしろ(合いの手の入れ方とか)、 今も昔も変わらない「視点」というものが、人間の血の中には流れてるんだなあ、と思うと、なんだかそんな、いつの時代も変わらない人間の心が愛おしくも思えたり。
- 婚礼の儀の後、劇中悲喜劇を一同眺めて感想をもらしているときのシーンでふとおもったのだけれど、 デミトリアス、って言うか前野さん…!ww
あ〜あの朴訥ヴォイスは、実はかなりギャグテイスト小噺向きなんじゃないかと今更気付いてみた。笑
いや!あの声のボソッと感は反則だぜ…!
なんだろ、真面目色帯びて聴こえるから余計に。むっふふ
- 櫻井ハーミアさんは、全体的に御声がハイピッチきゅんきゅん。
しかしたまに某宮田さんのソレに聴こえるモーメントに遭遇。
彼の声の好きラインからは微妙にはずれてたものの、ほぼ八割、女性にきこえること請け合いなのでニヨニヨ。
ハーミアってなんか、おしとやかなTHE女性って感じでいて、でも心中「私がいちばんキレイ」と思ってそうなとこあるから(台詞の中でもそんなような言い回しが)、個人的にはヘレナのほうが友達としては合うんじゃないかと思った。いや、ヒポリタがいちばん無難か。
- に比べて、ヘレナな野島さんの声色は、どうもふだんからよく聴く調律の声なんじゃ…という気も。(びーでえるな作品の、美人受けキャラ的な視点で)
ヘレナは、ネガティブ&卑屈な女性で、
登場する女性陣の中でも、いちばん感情の絡まり具合とか表に出す感じが激しいひとで。*1
野島さん、この方の演技も、うまいこと感情が声に乗って行って聴こえるタイプの方だと思うから、その感じが役のよさを惹きだしてたんじゃないかなあ、と。
現実にいたら面倒臭そうな女性のような気もするけど。
- それにしてもわたし。
「この…どんぐり!」
という罵り文句をはじめて聞いたよ。
姉さん、事件です。
もうなにをどうののしってるのかわからない。
シェイクスピアご存命時代での罵詈雑言は、果たしてそれが超トレンドだったのか。
とりあえずひとしきりお腹から空気砲的笑いがもれて仕方無い。
- 「君の瞳(め)は素晴らしい。幾多の書物のように、沢山の恋物語を読み取らせてくれる」
むずかしそう…って敬遠してわざと4Ballでいつも一塁に歩いてってた割には、
なんだか意外にも、すきな台詞回しが多かったことにびっくり。
今のところ、このライサンダーのところの、台詞回しがいちばん琴線にふれたかなあ。
- 「いーよぉぉー♪」(超・野太い賛同)
こんな石垣はじめてみた、って言うか彼、律儀すぎるwww
いい子、この石垣ぜったいいい子。
- 森川さんは、森川さんでした。(←敢えて何も聞かないで、夏2009) 個人的には、こにたんのヒポヒポ女性ヴォイスをもっと拝みたかったなあ。
- 羽多野くんの低音ヴォイスは、個人的に白わちゃ声より黒わちゃ声のほうがすきだと気付いた小生はいざ乙女心の宇宙へ。
ライサンダーがハーミアを見捨ててさんざんけなすシーンとかで特に。
- あと、下野さんも下野さんでした。(←敢えて何も聞かなry)
以上、まあ今聴いた時点で思ったことをつらつらと。
フリトでの、のじまさんの過去のイタズラ小話が笑えないくらいのいやんな代物だったので、聴いてて次つくるべき表情に困った。
櫻井さんも「健児のいたずらなんてもっと言えないよ…」的なことおっしゃってて。(笑)*2
いやはやのじまさん、たまにこのひとが抱えてるモノが怖くなるのだぜ。
声優さん効果で、CDのほうが意外にも興めたので、原作シェイクスピアの方にもうっかり興味がでーてきーたよー(´∀`)
そんな7月の最後の昼。
*
花男試写会、いったいどんな様子だったのだろ。気になる。