人間だけが神を持つ。

長い間借りたままだったガンダムUCのepisode5と6をようやく観た。
episode6の特典だった、去年の春行われた朗読劇とオーケストラのFILM&LIVE、最後のメドレーが本当に壮観だった・・。引き込まれる。
ep.5と6で、ジンネマンとマリーダさんの関係が、あらためて好きだなと思った。格納庫でアンジェロが向かって来た時、ハッチを開けろと一度は言ったジンネマンは、連邦への憎しみと恨みにまだとらわれている。そこにマリーダが言い放った「お父さん・・」 観ているこちらも、ジンネマンと同じように茫然と心が止まった。「わがままを・・許してくれますか・・」 そして顔を覆いながらジンネマンがこぼした「ゆるす、、心に従え・・」 娘の選択を尊重し娘を自分の元から送り出したような、神から一度は借りて(レントして)育てた子供をまた神に返すときのような、そんな気持ちになって、このシーンですごく熱くなった。
ジンネマンも、ダグザさんも、UCに出て来る男性には父親的な何かを感じさせるひとたちが要所々々に出て来て、胸をつかまれるなぁと思う。
争いと言うのは、例えその争いの中心地が宇宙であっても、多くのひとたちにとって、何億光年の規模の大きな野望や漫画の中のヒーローのような強い信念、正しさがあって行われるものではない。実際に現場でたたかっているひとたち、彼らが「敵」とされたものとたたかう理由は、宇宙のおおきさとは反対に、自分の半径2m以内の身近なひとたちを殺された恨みであったり、守りたいという気持ちであったり、そういう小さな必死さが理由で。
UCで散って行ったひとたちの光景を思い出す度、そういう、当たり前だけど、日常の中で気付いていなかったことを考えさせられる。
7話で最終話、なんだったっけか。?
劇場、観に行けたらなあ。

劇場と言えば、観たかった「凶悪」を結局劇場まで観に行ってなかったんだった。レンタル待ち、か…。

借りてた水曜どうでしょうベトナム縦断編も結局最後まで観れてないので、これから観ないといけません。