おまえはやさしみどりの子。

ガルガンティア、ずっと録画したまま観れてなかった最終話までの3話分を昨日観た。そうか、そう終わるのか…、という感じだった。
確かに最後の戦いの後、レドがちゃんと生きてガルガンティアに残るっていうのは、丸くきれいには収まってる…。しかし、なんだか最終話に向けて駆け上がって行く熱さが、階段何段かを昇ろうとしたら透明で空を切ったようなかんじで、個人的にはもうなにか足りなかった気がしてそんなじぶんに残念な気持ちでいる。

前半〜中盤は、教訓のようなところがあり、特にヒディアーズの正体の回などは、考えさせられるところがあって惹き込まれたが、うまく言えないが、最終話付近で悪と善が分かりやすく分かれたよく見る熱血系ロボアニメに近くなった感が若干あったような気がする。なんだろう、私はレドに、もう少し銀河同盟のときの感じを僅かに残したまま、いて欲しかったのだろうか。うまく言えない。
チェインバーの「くたばれブリキ野郎」も、そこまで胸にコなかったかなぁ。
でも、一旦は死を決意してクーゲルのストライカーに向かって行ったレドが、エイミーを思い出し、空の上で、やっぱりもう一度会いたい…という風になるシーンはよかったな…と思う。

ブランクがしばらくあったから、もう一度一気観などしたら感じ方も変わるだろうか。

よい作品なのだから、よい作品だった…と世間と同じように感慨に耽りながら終わりたい。