ぼくはいつもその光から。逃げるようにきみとうずくまる。

そう、演技は好きでも、性格とか人柄とか、そういうものが好きになれないと、好きになれないみたいだ。
深追いせず。演技だけ、作品だけ追って行けばいい。

深夜、服の用意をしながら、音の葉がふと口をついて出て来て。うたっていたら、しっくりきた。やっぱりこの世界じゃない。合わない、かみあわない感じに、目の奥のオアシスからすこしだけ水があふれそうになった。

(どうしていろんなものと分かり合えないのだろう。)

夜と朝のちょうど真ん中で僕はやけにさびしくなる
きみとぼくのちょうど真ん中に
太陽が割り込んでくる
僕はいつもその光から 逃げるようにきみとうずくまる